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カストマーに対する思い
二宮:さて、前回のMCだったカストマー店長の斉藤さんから質問を預かってきています。「カストマーにかける熱い思いは?」ということなんですが、いかがでしょうか?
渋谷:もちろんありますね。元々、カストマーは私が小学生の頃から身近な存在でした。学校が終わって会社に寄ると、祖父母が運営しているカストマーがそこにあったんです。
二宮:え、カストマーって当時から渋谷レックスが運営してたんですか?
渋谷:そうです。昔のカストマーは今とは違って、まるで倉庫のような場所で、ビジネスのお客様が倉庫の商品を見て購入する感じでしたね。一般のお客様向けのお店ではなく、いわゆる業者向けのスタイルでした。
二宮:時代を感じますね!
渋谷:はい。学校帰りに立ち寄って、祖父母と顔を合わせるのが日常でした。当時は、カストマーの方が渋谷レックスよりも身近な存在だったかもしれませんね。
二宮:名前は変わってないんですか?
渋谷:変わってないです。由来は、元々「カストマーサービス」から来ていると言われています。それを今の社長が「C」から「K」に変えて、独自性を出したんです。
二宮:なるほど、文字のデザインにも工夫があるんですね。
渋谷:そうなんです。でも、駄菓子屋や駄商店がどんどん減っていく中で、「カストマーを再構築しよう」という話になって、今の形に至りました。
二宮:それが今から15年くらい前ですか?
渋谷:そうですね、震災前の2009年頃だったと思います。
二宮:それまでのカストマーと今の形って、かなり変わったんですね?
渋谷:そうですね。当時は、本当に倉庫みたいな場所で、業者のお客様が直接商品を見て購入する感じだったんですが、今は完全に一般のお客様向けにお店を作り直しました。いわゆる駄菓子屋さんや商店さんのような懐かしい雰囲気を持たせたんです。
二宮:ああ、昔ながらの駄菓子屋さんみたいな雰囲気を、再現してるんですね。
渋谷:そうなんです。でも今の時代、駄菓子だけでお店を成立させるのは本当に難しいんですよ。駄菓子って単価が低いですから、例えば「うまい棒」1本買っても利益は2円とか3円とか。そうなると、100万本売ってようやく200万円の利益ですからね。
二宮:うわー、確かに。利益率で考えるとかなり厳しいですね。
渋谷:そうですね。でも、カストマーを利益追求だけのために運営しているわけではないんです。もちろん、収支が合わないといけないですけど、それ以上に大事にしているのは「思い出の場所」として存在し続けることなんです。
二宮:思い出の場所?
渋谷:はい。私自身もそうでしたけど、小さい頃に通っていたお店が、大人になって地元に帰ったときにまだそこにある、ってすごく嬉しいじゃないですか。そういう場所を作りたいという思いが強いんです。
二宮:ああ、なるほど。それで、お店の中に工夫が凝らされているんですね。
渋谷:そうなんです。店舗展開やチェーン化という案もありましたけど、やっぱり大事なのは「そこにあり続けること」だと思っています。例えば、店舗展開をして10年20年で撤退しちゃうと、地元のお客様に「あのお店なくなっちゃったよね」っていう印象が残るじゃないですか。それは避けたかったんです。
二宮:確かに。特に駄菓子やお菓子って、子供の頃の思い出と強く結びついていますもんね。
渋谷:そうなんです。子供が買いに来る場所ですから、10年後も「ここにある」というのが大事だと思っています。そのために、EC(オンラインショップ)なども活用して、お店を存続させる仕組みを作っているんです。
二宮:なるほど。もともと卸がメインだったところに、実店舗やECを組み合わせることで、ビジネス的にも強化しているんですね。
渋谷:はい。昔からのお客様の思い出を守りながら、新しい形でビジネスを進めていくというのが、今のカストマーの姿です。
二宮:面白いですね。まだカストマーに行ったことがない方は、ぜひ一度足を運んでみてください!
渋谷:そうですね、ぜひ遊びに来ていただければと思います!
コーナー:「ちょっと語らせて!」〜家族の好きなもの〜
二宮:さて、そろそろ話題を変えまして…次のコーナーにいきましょう!専務、タイトルコールをお願いします!
渋谷:はい!「ちょっと語らせて!」のコーナー
二宮:このコーナーは、ゲストMCである渋谷専務が「これだけは人より語れる!」というものをテーマに、ニッチなトークを展開する企画です。専務、語りたいことって何かありますか?
渋谷:うーん…僕、意外と「広く浅く」なタイプなんですよね(笑)。趣味もいろいろ手を出すけど、深くまでは行かないんです。
二宮:あ、そうなんですか?それは意外ですね。
渋谷:ただ、今ちょっと思いついたのは、うちの息子の話ですかね。
二宮:息子さん?どんな話ですか?
渋谷:うちの息子、高校2年生なんですけど、シャープペンオタクなんですよ(笑)。
二宮:シャープペンオタク!?
渋谷:はい。もう、とにかくシャープペンが大好きで、ものすごい数を持ってます。
二宮:具体的にどれくらい?
渋谷:たぶん100本以上ありますね。150本近いかもしれないです。
二宮:うわー、それはすごいですね…。収納とかどうしてるんですか?
渋谷:なんかもうバサッと箱に入れてる感じですね(笑)。でも、本人なりに使い分けてるみたいですよ。シーンによってペンを変えたりしてるみたいで。
二宮:え、それ全部使うんですか?
渋谷:いや、たぶん使ってるものとコレクション用とで分けてるんじゃないかな。僕も詳しくはわからないんですけどね(笑)。
二宮:専務が息子さんに影響されて、シャープペンについて詳しくなったりは?
渋谷:いや、僕自身は全然詳しくないんですよ(笑)。息子に「これ何が違うの?」って聞くと「全然違うよ!」って熱く語られます。
二宮:ああ、マニアってそうですよね(笑)。例えば、どんなシャープペンがあるんですか?
渋谷:たとえばクルトガとかドクターグリップとか、有名どころもありますけど、あとはペンテルのP205とか、もうマニアックな世界なんですよね。息子はそういうの全部わかるんです。
二宮:へえ!でも、それだけ熱中できるものがあるっていいですね。
渋谷:そうですね。あとは、僕が海外出張に行くと、「現地でシャープペン探してきて」って言われるんですけど、海外ってあんまりシャープペンがないんですよね。
二宮:ああ、そうですよね。海外はどちらかというとボールペン文化ですよね。
渋谷:そうなんですよ。それで息子に「海外にはシャープペンないよ」って言うと、「じゃあ日本製のシャープペンを海外向けに作ったバージョンを探してきて!」って言われるんです(笑)。
二宮:細かい(笑)。でも、それだけ愛があるんですね。
渋谷:ええ。僕からしたら、「そんなに集めてどうするの?」って思うんですけどね(笑)。
二宮:専務の息子さんがシャープペンオタクだというお話でしたが、他に何かご家庭で「集めてるもの」とかあるんですか?
渋谷:ああ、ありますよ!うちにスターバックスのマグカップがめちゃくちゃいっぱいありますね。
二宮:え、誰が集めてるんですか?
渋谷:僕ですね(笑)。
二宮:えっ!?奥さんじゃなくて専務が!?
渋谷:いやいや、集めるのは僕なんですけど、奥さんへのお土産として買ってくるんですよ。
二宮:ああ、なるほど!奥さんのために買ってるんですね。それってどれくらいあるんですか?
渋谷:たぶん100個ぐらいあると思います。
二宮:うわー、それはすごい!全部マグカップですか?
渋谷:そうですね。スターバックスのマグカップで、シーズンごとの限定品や、各土地のご当地マグカップを集めてます。
二宮:シーズン限定もあれば、ご当地版もあるんですね。
渋谷:はい。例えば、クリスマスシーズンのマグカップとか、日本全国の土地限定のものもありますし、世界各国のスタバ限定マグカップもあります。
二宮:置く場所とかどうしてるんですか?そんなにたくさんあったら、相当スペース取りますよね?
渋谷:めっちゃ取ります(笑)。結構ぎゅうぎゅうに詰めて置いてますね。
二宮:専務の中で、これが一番お気に入りっていうマグカップはありますか?
渋谷:こないだ、アメリカのシカゴに行ったときに買ったマグカップがすごく気に入ってます。シカゴのリザーブショップ限定のマグカップで、金色のキラキラしたデザインなんですよ。
二宮:シカゴのリザーブショップって、すごい大きい店舗ですよね?5階建てくらいの。
渋谷:そうそう、それです!リザーブショップの特別感があって、すごくいいんですよ。そのマグカップも豪華な感じで、とてもおしゃれです。
二宮:それはいいですね!でも、奥さんはそれを使ったりするんですか?
渋谷:いや、奥さんは基本的に使わないですね。完全にコレクションとして飾ってます。
二宮:ああ、なるほど。コレクターですね。
渋谷:そうです。でも、僕はたまに使っちゃいますよ(笑)。
二宮:えっ、使うんですか?それはどういうタイミングで?
渋谷:あの、普通にお湯割りとかで(笑)。
二宮:お湯割り!?
渋谷:はい(笑)。例えば焼酎のお湯割りをマグカップに入れて飲んだりしてます。
二宮:それは贅沢というか、なんというか…(笑)。
渋谷:いやいや、便利なんですよ(笑)。容量が大きいし、使いやすいんで。
二宮:奥さんに怒られたりしませんか?
渋谷:怒られますね(笑)。「何でそんな使い方してるの!?」って。
二宮:そりゃそうですよ(笑)。だって完全にコレクション用なのに…。
渋谷:そうなんですよ。でも、僕的にはせっかくあるんだから使いたいなって思っちゃうんですよね。
二宮:なるほど…。奥さんが集めてるマグカップと、息子さんのシャープペン。渋谷家には独特のコレクション文化が根付いてますね(笑)。
渋谷:確かにそうかもしれないですね(笑)。
【次回のゲストへの質問】
二宮:さて、今回はここまでということで、最後に次回のゲストに向けてメッセージをお願いします。
渋谷:次回のゲストはTAN SHIOK HUIさんでしたよね?
二宮:そうです、TAN SHIOK HUIさんです。
渋谷:では、TAN SHIOK HUIさんに質問なんですが、外国出身の目線から見て、「渋谷レックスの社風」や「日本の文化」についてどう感じているか教えてほしいですね。
二宮:いい質問ですね!それでは次回の収録でTAN SHIOK HUIさんに聞いてみたいと思います。
二宮:というわけで、今回のMCは渋谷レックス株式会社取締役専務の渋谷さんと、リクライブの二宮でお送りしました。今年も一年よろしくお願いします!
渋谷:ありがとうございました!